来住しげ樹先生 近作
2009/05/01/Fri

▲西脇市岡之山美術館館長で美術家の来住しげ樹先生(西脇市)の近作!
▼来住先生はプライベートでもブログを始められています!
風の樹人日記
互いに尊敬しあい刺激しあった生涯のライバル、マティスとピカソ。
20世紀を代表する2人の巨匠の知られざる友情と生涯を辿るドキュメンタリー。(DVD)
色彩に革命を起こしたフォーヴィスム(野獣派)のアンリ・マティスと、形態に革命を起こしたキュビスム(立体派)のパブロ・ピカソ。1906年、アメリカ人作家ガートルード・スタインのアパルトマンで出会ったことがきっかけとなり、翌年から互いの作品を交換しあうようになる。10歳以上も年が離れたマティスに対して心から尊敬の念を抱いていたピカソ、そして穏やかにピカソとの友情を大切にし信頼していたマティス。時には互いの家を行き来し、手紙を出しあった2人だが、2人の友情は一筋縄ではいかなかった。マティスの言葉を借りるならば「北極と南極のように違う」2人は、常に互いの作品を意識し反発しあった刺激的なライバルだった。
登場するのは、画家としてもピカソの愛人としても有名なフランソワーズ・ジロー。時には2人の巨匠の橋渡し役として、時には緩衝材として、2人の友情と生活を最も近くで感じていた彼女が当時のエピソードを語る。そのほかピカソとマティスの子供たちなども登場し、自画像、女性像などの作品や数々のエピソードを対比させながら、2人が培った友情と偉大な功績を辿る貴重なドキュメンタリーをDVDリリース。本作は2002年にロンドン・パリ・ニューヨークを巡回した『マティスーピカソ展』のパリ開催を記念し、展覧会内容に沿って作られた作品である。(レビューより)