2009/06/01/Mon

●『三木市美術協会 写真部会・彫塑工芸部会展』
2009年6月2日(火)~14日(日)
10:00~17:00(最終日は16:00まで)
※休館日/6月8日(月)
三木市立堀光美術館(三木市上の丸町4-5)
彫刻家の教育論
作家として、教育者としての体験をふまえていま子供たちをとりまく教育のあり方を問う
人間は生まれたとき触覚によりはじめて世界を知るのですから、どのような人生も「触ることから始まる」のです。この触覚という感覚が現代人は衰えてきたところから、いま子供たちが直面しているさまざまな問題につながってきているように思えるのです。――「あとがき」より
(ブックレビューより)
2009/06/01/Mon
★平成21年5月31日(日)、加西市美術家協会の研修旅行で滋賀県へ!8時頃に加西市を出発し、10時過ぎに最初の目的地である近江八幡に到着。現地のボランティアガイドさんの案内により八幡堀周辺の散策をスタート!

▲「朝鮮人街道」・・・・江戸時代には一般に鎖国の時代と思われていますが、朝鮮と琉球とは信を通わす外交のある国「通信の国」とし、中国とオランダとは貿易船の来航を認める「通商の国」と定めました。その朝鮮からの使節「朝鮮通信使」が通った道が「朝鮮人街道」と呼ばれ今もその名を残しているそうです。

▲「市立資料館 市指定文化財 旧伴家住宅」
伴庄右衛門は江戸初期に活躍した八幡商人で屋号を扇屋といいます。寛永年間に東京日本橋に出店し、麻布・畳表・蚊帳を商いました。5代目の伴蒿蹊は18歳で家督を継ぎ、大坂淡路2丁目に出店。学問にも興味を持ち、本居宣長、上田秋成、与謝蕪村らと親交のある国学者でもありました。以後も、伴家は繁栄を誇りましたが、明治維新等の激動期に逆らえず明治20年に終焉したそうです。
今に残る旧伴家住宅は7代目伴庄右衛門能尹が伴庄右衛門家本家として、文政10年(1827)より天保11年(1840)の十数年をかけて建築したものですが、明治時代になって当時の八幡町に譲渡してから小学校・役場・女学校と変遷しました。戦後は近江兄弟社図書館として使用され後に近江八幡市立図書館となり、移転に伴い平成9年にその役目を終了しました。その後の整備事業を経て、平成16年4月より市立資料館の一部として開館。

▲▼新町通りなどの市内に残る古い商家の町並みは、県下で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたそうです。その新町通りの江戸末期から明治にかけて建てられた家々は、屋根に防火用の壁である「うだつ」をあげています。豪商の邸宅では家を火災から守るために、屋根にうだつを」あげました。当時の佇まいを残す家並みの塀越しにのぞく「見越しの松」が通りにひときわ風情を添えています。

▼旧西川家住宅(国・重要文化財)

アメリカミッション建築(YMCA・関西学院・主婦の友社etc.)、メンソレータム「現・メンターム」普及(近江兄弟社の創設)、キリスト教伝道、教育・医療・福祉事業に尽くし、天皇人間宣言をマッカーサーに働きかけ、琵琶湖畔にユートピア建設を夢みた、知られざる偉人メレル・ヴォーリズの業績と今に生きる精神。
2009/06/01/Mon
(平成21年5月31日(日)のつづき)
★近江商人の町並みの北側には八幡堀があり、水郷めぐりが行われている!

★八幡堀めぐり・・・その昔、豊臣秀次が築いた八幡堀は琵琶湖と繋がり舟が行き来していたようだ。今は、桜や花菖蒲が植えられ、四季折々の風景がお楽しめ、白壁の土蔵が建ち並ぶ八幡堀の心安らぐ情緒あふれる風景が楽しめる!



日本人妻(ヴォーリズは、1919(大正8)年、39歳で日本人女性と結婚した。しかも、その相手とは、華族・子爵家の令嬢であった。妻・一柳満喜子は、一柳末徳子爵の三女。一柳家とは、明治以前は、加西市の隣にある播磨小野藩(現・兵庫県小野市)を治めた大名であり、昔で言えば、満喜子は殿様の娘、すなわち、お姫様であった。)をめとり、滋賀県近江八幡市で生涯「信仰と事業の両立」を実践したヴォーリズの波乱にとんだ人生を、「メンターム」の近江兄弟社社長みずからが掘り起こした評伝第2弾。
(ブックレビューより)
2009/06/02/Tue
(平成21年5月31日(日)のつづき)
★日牟禮八幡宮の鳥居の向かいには、白雲館があります。近江八幡には多くのヴォーリズ建築があるので、てっきりこれもそうだと思っていましたが、どうやら違うようです。

■白雲館(観光案内所)旧八幡東学校
明治10年に八幡東学校として建築された白雲館は、当時のお金6千円で設立されたもので、貴重な擬洋風建造物です。近江商人が子どもの教育充実を図るためその費用の殆どが寄付で賄われました。
現在は観光案内所が設けられ観光情報の提供や、お土産や特産品も展示販売されています。また、2階フリースペースでは、市民ギャラリーとして各種催しが開催されています

★今回の散策はボランティアガイドさんの案内があったので、あまり下調べをしていなかった。帰宅してチェックしてみると、色々と訪問したいところがある。ほとんどヴォーリズ建築はスルーしていた・・・・・・
住宅は大きくなくてもよい!理想高く内容充実の快適生活。ヴォーリズのめざした心地よい洋和融合の住宅の魅力を探る。(ブックレビューより)
2009/06/02/Tue
(平成21年5月31日(日)のつづき)
★次に訪れたのが日牟禮八幡宮!誉田別尊(ほんたわけのみこと)・息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)・比売神(ひめかみ)の三神を祭神とする旧八幡町の総社です。平安時代の創建といわれ、京都府八幡市の石清水八幡宮の神霊を勧請したものです。

★創建以来、皇室や朝廷の尊崇を受ける一方、武神として武家から崇敬され、後に近江商人の信仰も集めてきた古社。榎や椋、杉などの古木が生い茂る境内は約14,000坪。そのなかに、銅板葺きの拝殿や本殿がひっそりと建つ。4月14・15日に催される春の例祭、八幡まつりは国の無形民俗文化財に指定され、全国的に有名!

★ボランティアガイドさんが熱心に説明されていましたが、私はほとんど聞いていませんでした・・・・

▼参道の左右に日牟禮ビレッジと呼ばれる「和菓子」と「洋菓子」の店があり、観光客等で賑わっている。お宮と商店が連携した成功例でしょう。さすが近江商人の街ですね!

★『たねや』は、「ふくみ天平」「斗升最中」の最中などが有名な和菓子店!向かいの『CLUB HARIE(クラブハリエ)』はバームクーヘンが美味しい洋菓子店!
PS.妻は当日のミスチルのコンサートへ出向いていたので、今回の旅行は不参加でした。バームクーヘンが好物なのに、なにも土産を購入しなかったので・・・・・・
ヴォーリズ建築の100年―恵みの居場所をつくる (大型本)
山形 政昭