2008/09/01/Mon
(平成20年5月1日(木)のつづき)
★「無言館」から徒歩10分程のところに「信濃デッサン館」(長野県上田市東前山300)があります!

★「信濃デッサン館」は、1979年窪島誠一郎氏が氏個人のコレクションをもとに私財を投じて作り上げた小美術館です。
収蔵されているのはほとんどが夭逝の画家の作品である。収蔵されている村山槐多・関根正三・戸張孤雁・靉光・松本竣介・吉岡憲・古茂田守介・野田英夫らはいずれも「夭析の画家」と呼ばれる、孤高の道を歩んだ薄命の画家達で、現存する遺作品は極めて少なく、特に槐多、正二のデッサンは十六歳の春に、それぞれこの信濃路、長野近郊あたりを流連彷徨している。

PS.8月31日(日)は神戸での例会に出席予定であったが、事情で行くことが出来なかった。また、京都国立近代美術館での『没後10年 下村良之介展』も当日までであったが、これも断念・・・・・・
2008/09/02/Tue
(平成20年5月1日(木)のつづき)
★蔦のからんだ信濃デッサン館に入ると、ほの暗い空間に、大正や昭和に戦争や病いで若くして死んでいった画家たちのデッサンがひっそりと肩をよせあって並んでいる。村山槐多22歳、関根正二20歳、野田英夫30歳、松本竣介36歳、靉光39歳・・・・・・。大きなタブローはない。いずれも小さな素描ばかりである。

★美術館に併設されている喫茶室に入り、熱いコーヒーを飲みながら夭折の画家達のことを考える・・・・。

▼喫茶室から見える景観!果樹などが育つ、ゆるやかな丘陵の向こうに、塩田平の町並みや田園風景が広がる!

★私が落ち着いたひとときを過ごしている時、妻は軽井沢で買い物をしたり、スィーツ店巡りと慌ただしくしていることだろう!!!
2008/09/03/Wed
(平成20年5月1日(木)のつづき)
★上田駅から別所温泉駅までの別所線の沿線一帯が塩田平。鎌倉時代、北条氏によって開かれたとされる。歴史の街、上田市のなかでもとくに鎌倉時代からの神社仏閣が多いことから「信州の鎌倉」と呼ばれている!

★信濃デッサン館を出ると前山寺参道である!

★樹齢700年ほどのけやきの大樹が立派です!

PS.下地処理の第1段階完了!今回はいつもと違う方法を試してみたが、これが効果的なものになるかはもう少し段階を踏まないとわからない・・・。
次はエスキースを意識してのマチエール処理。これが一番時間を費やす。あと2週間ほどしか制作時間はないが、本当に仕上げることができるのか、益々不安になってきた・・・・・。
2008/09/04/Thu
(平成20年5月1日(木)のつづき)
★大日如来を本尊とする古刹・前山寺!

★重要文化財にも指定されている三重塔!簡素な美しさが宿っています!!!

★三重塔は、二層、三層に回廊や勾欄がなく、「未完成の完成塔」とも呼ばれています!

★名物の手作りくるみおはぎを食べたかったが、予約が必要だそうです・・・・・

▲1910年代のアメリカ。後期印象派、表現主義、フォーヴィズム、キュヴィズムなど、ヨーロッパの最新芸術動向が紹介されるなか、アメリカ美術とは何か、アメリカ的とは何なのかを問い続けたのが、国吉康雄であった。アメリカ人になれなかったアメリカ画家国吉の軌跡を辿り直し、国家とアイデンティティ、美術と政治、芸術家と戦争などの問題を考える。 (ブックレビューより)
2008/09/05/Fri
(平成20年5月1日(木)のつづき)
★前山寺を参拝した後、信濃デッサン館の道を隔てて向かい側にある別館「槐多庵」に立ち寄る!信濃デッサン館の入館料で観覧できます!

★外壁がスチール素地なのか?錆が出ている。外観と同様、内部もユニークな構造でした!

★こちらは現存作家の作品もあり、本館とあわせお得感満載でした!!!

★この周辺には中禅寺、塩田城跡、龍光院などと見どころが多くあったが、時間的に余裕がない。上田の街もゆっくり散策したかったが、これも断念する・・・・。
▲自由教育のパイオニア・山本鼎と、火だるまのように生きた放浪画家・村山槐多。いとこ同士の二人が、心から愛した信州で追い求めたものは…。信頼、嫉妬、苦悩、挫折。二人の「生」の軌跡を描いた評伝小説。(ブックレビューより)